私の表面 世界の表面
私は生きています。
毎日生活しています。
何かが起こる日もあるし、
何も起こらない日もあります。
私は生きています。
誰かよりずっと遠くで生きています。
誰かよりずっと後で生きています。
私とはどの様に存在しているのか、
目の前にあるモノはどの様に存在しているのか、
それは世界との関係から探るしかありません。
私から見た世界を描くことは私自身を描くことだと思います。
私は日常生活で起こる出来事の記録や、
日用品などに含まれる人の記憶や経験を、
写し取ったりつなぎ合わせたりすることで
ただここにいることの感触を感じ取ります。
私と世界を分け、そして形づくる線や面。
その境界を確かめたいと考えています。